山ぶどう栽培

およそ20年前から、西太美地域では医王山に自生していた山ぶどうを栽培作物とする取組を始めました。

平成28年(2016年)から3年間は西太美地域協議会が中心になって精力的に活動を進め始めた時は、病気にかかった山ぶどうをどのようにしたらよいかわからず、困惑した状況からのスタートでした。

山ぶどう栽培の先進地である岩手県の専門家にアドバイスを受け、先進地視察、研修に出かけ、圃場の作り方や支柱の立て方、消毒や剪定の仕方等、全ての工程にわたって指導を受けました。

遊休耕作地・耕作放棄地だった畑を、開墾し、山ぶどう畑に変え、糖度の高い良質の山ぶどうを実らせ、収穫量を増やしました。本格的な栽培を始めてから3年目の2019年にはついに山ぶどうワインの醸造にまで漕ぎつけることができました。地域内の耕作放棄地はまだ多く、山ぶどうの収穫量もまだ足りません。

 

空き家を活用し山ぶどうワインを提供できる農泊施設を立ち上げ、また法人化の設立も行い、さらに農業観光につなげる取り組みを始めています。